ある夫婦の会話(7) [ある夫婦の会話]
※これはあくまでもフィクションです。
妻「ねぇ、私欲しい物があるんだけど・・・」
夫「何?」
妻「木刀」
夫「木刀??なんでまた木刀なんか・・・」
妻「あなた使わないからってゴルフクラブ売っちゃったじゃない?」
夫「うん」
妻「まぁそれはいいのよ。ゴルフクラブじゃ重量バランス悪いと思うし」
夫「何の話?」
妻「だから、近所に車上荒しが出たの」
夫「待て待て、それで木刀とか言ってるの?危ない事考えるのはよしなさい」
妻「なんで?車上荒しに遭遇したらどうするの?武器が無いじゃない武器が!みすみす見逃せっていうの?」
夫「見逃していいよ、危ないから。そういう時は警察に電話すればいいの」
妻「え~~~~~~~・・・」
夫「・・・じゃぁ・・・竹刀で」
妻「竹刀ぃ~~~~?竹刀じゃ・・・ねぇ?」
夫「竹刀で良いじゃない」
妻「サヤになれない・・・」
夫「サヤ?」
妻「サヤ!戦って!」(←モノマネ)
夫「BLOOD+・・・」
妻「やっぱ木刀じゃないと気分出ない」
夫「出さなくていい」
妻「木刀ってどこに売ってるの?みやげ物屋?」
夫「今時みやげ物屋に木刀なんて売ってないでしょ!」
妻「そうなの?」
夫「売ってないと思うよ」
妻「え~~~~~?売ってると思うよ~~今度さ、大宰府行かない?大宰府ならひょっとして・・・」
夫「待て待て待て!何しに?木刀探しに?そんな目的?」
妻「じゃぁ、梅が枝餅も」
夫「合格祈願しろよ!!」
妻「あぁ・・・そういう目的もあるかも・・・今年こそ受からなくちゃねぇ・・・」
夫「まぁ・・・でも・・・うちの車ナビも付いてないし、盗られる物ないと思うよ」
妻「え~~~~~~」
夫「金目の物が無いからね」
妻「ナビ、付ける?」
夫「なんでだよっ!!!!」
※あくまでもフィクションです。
PS:今年こそ受かりますように。
ある夫婦の会話(6) [ある夫婦の会話]
※これはあくまでもフィクションです。
妻「ふぅ・・・」
夫「どうしたの?」
妻「いやぁ、一から出直すのって大変だなって思って」
夫「ふむふむ」
妻「仕事って長くやってると慣れみたいなものでやれちゃうから、結構頭使ってなかった
かもしれないなって思うよ」
夫「ずっと同じ仕事を続ける方が楽ってことはあるかもしれないね」
妻「うんうん」
夫「ところで、君、何で前の会社を辞めたの?」
妻「え?」
夫「いや、ちょっと気になって・・・」
妻「才能が無いって気付いちゃったのよ・・・っていうか、天才?みたいなコが現れて、
なんだか一つの時代に終止符が打たれたっていうか、打ちのめされたっていうか」
夫「へ~、余程すごい人なんだね」
妻「うん、もう完敗って感じ」
夫「君をそこまで凹ませるなんて本当にすごい人なんだね」
妻「初めはね、そんなにすごいコだって気付かなかったのよ。どこにでもいる普通の男の
コって感じだったの」
夫「へ~」
妻「ダークホースとはまさにそのコの事だわ」
夫「ほ~」
妻「こんなエピソードがあるの。
そのコが朝いつものように通勤しようとしていたら、駅のホームで見知らぬオバサン
から『ちょっと、ちょっと』って声をかけられたらしいの。
振り返って『何ですか?』って聞いたら、『アンタ首に何か巻きついてるよ』って。
サラリーマンが首に巻きつけているものはネクタイって決まってるじゃない?
そのコも『変な事いうオバサンだなぁ』って思ったらしいの。
で、確かめてみたけど、それはやっぱりネクタイなのよ」
夫「ふむふむ」
妻「でもね、そのオバサンはある意味正しかったのよ」
夫「なんで?」
妻「確かに、ネクタイだったんだけどね、そのコね、Yシャツを着るのを忘れていたのよ」
夫「え???」
妻「Yシャツを着ずに、ネクタイ締めてたの・・・」
夫「えー!!!」
妻「素の首にね、ネクタイ巻いて、駅のホームで電車を待ってたのよ・・・」
夫「げーーーっ!!」
妻「それを見知らぬオバサンから指摘されて気付いたの。もちろん慌てて着替えに帰った
らしいけど」
夫「有り得ないよ!!!!」
妻「実話よ」
夫「スゴイ人だね・・・」
妻「ね?スゴイでしょ!!もうこんな話が山ほどあるのよ、そのコには!!
悔しいけど器の違いっていうのを見せ付けられたわ!」
夫「へ?仕事で負けたって話じゃないの?」
妻「は?仕事で負けても悔しくなんかないわよ」
夫「え・・・」
妻「聞いて!聞いて!そのコね『いちごモンブラン事件』っていうのもあるのよ~!
これも傑作なのよ~!!」
夫「いや・・・もういい・・・」
妻「なによ!面白いのにっ!」
夫「君・・・一体、どんな仕事をしていたの?」
妻「イタタタタッ!あ・・・頭が・・・」
※あくまでもフィクションです。
PS:彼の名誉のために言っておきますが、仕事はすごく出来る人です。
尚、本人の許可もなく掲載したので、もし彼がこのブログを発見するような事があれ
ばソッコー削除しますんで、そこのところヨロ。
ある夫婦の会話(5) [ある夫婦の会話]
妻「決めたっ」
夫「何?」
妻「私、資格取る!」
夫「おお~。で、何の?」
妻「まだ決めてない」
夫「・・・・」
妻「でね、そのために必要なものがあるの」
夫「なんだい?」
妻「マッサージチェア」
夫「・・・いや、資格と関係ないから」
妻「どうして?資格取るって事は勉強するって事よ。勉強するって事は肩が凝るって事」
夫「いやいやいや・・・もう騙されないよ、こういうパターンには」
妻「騙すだなんて失礼ね!」
夫「とにかく・・・、マッサージチェアは資格を取ってからという事で」
妻「取っちゃったら必要ないじゃない。肩凝らないし」
夫「むむむ・・・」
妻「さっそく電器屋さんに行こう!」
夫「いや、それよりも先に、資格を取るという証拠を見せてもらわないと」
妻「えぇ~・・・疑り深~い」
夫「当然でしょ」
妻「うぅ・・・」
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と、いうわけで、資格を取るため学校に通い始めました。
レスだの更新だのが停滞している理由です。
どうもすみません。
ちなみに、マッサージチェアは買ってません。(笑)
そんなに世の中は甘くないです。
世の中というか、財布の中、というべきか。
試験は来年の7月だっけ?8月だっけ?(ヲイッ!)
そんな感じなのでブログも当分お休みっぽくなると思います。
それでは、皆様
アディオス・アミーゴ
と、いいつつ、明日あたり更新したりして。(笑)
ある夫婦の会話(4) [ある夫婦の会話]
※これはあくまでもフィクションです。
妻「はぁ・・・」
夫「どうしたの?」
妻「ハローワークインターネットサービスで求人を見ていたのだけれど・・・」
夫「この頃熱心だねぇ」
妻「昔は『未経験者歓迎』っていうのも結構あったけど、今じゃ『実務経験3年以上』と
か『経験者優遇』っていうのばっかりね・・・」
夫「まぁ、今は即戦力を欲しがる時代だからね」
妻「それじゃぁ、新しい分野に挑戦できないじゃないの!私は一体どうすりゃいいの?」
夫「君も経験を生かした仕事を見つければいいんだよ」
妻「私の経験?」
夫「そう。君、15年も勤めていたんだろ?」
妻「えぇ、まぁ・・・」
夫「15年も同じ会社に勤めたら立派なもんだよ。どんな仕事をしてたの?」
妻「え?えーっと・・・主に・・・お茶をすすりながら・・・窓の外を眺めていたの」
夫「えぇ!!それだけ?」
妻「他にも・・・何かしていたような気がするんだけど・・・イタタタタッ!
思い出そうとすると・・・頭が・・・痛い・・・」
夫「・・・・・」
妻「あっ!思い出してきた!CD-ROM・・・」
夫「CD-ROM?」
妻「目にチカチカって・・・眩しくて・・・窓の外を見ると・・・向かいのマンションの
ベランダにCD-ROMがぶら下がっていたの。何枚も、ズラーっと」
夫「え?」
妻「私はすぐにピンと来たわ!あれはハト除けよ!間違いないわ!近所に大きな公園があ
って、あの辺はハトが沢山来るのよ!」
夫「一体、何の話をしてるんだい?」
妻「それから数ヶ月経ったある日、いつものようにお茶をすすっていたら、周りが騒が
しくて・・・、『どうしたの?』って聞いたら、なんだか大切なCD-ROMが紛失した
らしくて、『知りませんか?』って聞かれたけど、
『そんな大切なCD-ROMは知らないけど、大切じゃないCD-ROMなら会社のベランダ
に・・・』って・・・・、
そう言った途端、弾かれたように数人がベランダに飛び出して・・・」
夫「まさかっ!!」
妻「数分後に彼らが戻って来た時には、手に紐をぶら下げていたわ・・・」
夫「その紐の先には・・・」
妻「そう。CD-ROMよ」
夫「大切なCD-ROMを君は・・・」
妻「フフフ・・・全く・・・有り得ない話よねぇ・・・」
夫「有り得ないのは君だよっ!!」
妻「なにしろ数ヶ月風雨にさらされたCD-ROMだから、当然砂埃にまみれていて、おまけ
に風に煽られた時についたであろう無数の傷が・・・」
夫「絶望的状況だね・・・」
妻「どんな時も希望は捨てちゃいけないわ!それから、給湯室にいって、砂埃を慎重に
そ~っと落として、自然乾燥で乾かして・・・」
夫「うんうん」
妻「そのCD-ROMを読み込む瞬間は誰もが緊張したわ。シュルル~って乾いた音がして・
・・」
夫「うんうん!」
妻「奇跡よ!!そのCD-ROMが読み込めたのよ!!もう拍手喝采よ!!でも冷静な社員
が『早く!早くコピーを!』ってすぐにコピーをしたの。コピーしている最中は誰も
が画面のインジケーターを食い入るように見つめていたわ!」
夫「それで?それで?」
妻「コピーは無事に終わったわ。もう皆ホっとして脱力状態になって・・・」
夫「で?君は?」
妻「ええ、その様子をお茶をすすりながら眺めていたわ」
夫「・・・・・」
妻「なに?」
夫「いや・・・皆から怒られなかった?」
妻「いいえ。『また伝説を作りましたね』って・・・」
夫「・・・・・」
妻「なによ?」
夫「・・・・・」
妻「どうしたの?」
夫「ところで、君は・・・一体、どんな仕事をしていたの・・・?」
妻「イタタタタッ!あ・・・頭が・・・・」
※あくまでもフィクションです。
PS:社員の皆様、その節は本当にご迷惑を・・・
補足:CD-ROMをぶら下げてもハトは来ました。あんまり効果はないです。
ある夫婦の会話(3) [ある夫婦の会話]
※これはあくまでもフィクションです。
妻「あなた、見て見て!書いてみたの」
夫「ほぅ。履歴書かい。どれどれ」
妻「15年ぶりよ、履歴書書くなんて」
夫「君・・・この資格の欄・・・」
妻「なにか?」
夫「ペン習字3級って・・・」
妻「いけない?」
夫「いや、普通書かないだろう、ペン習字3級なんて。1級とか2級ならまだしも」
妻「なによ!3級のどこがいけないの?簿記3級は皆書くじゃない!」
夫「いや・・・簿記3級とペン習字3級は次元が違うだろう」
妻「そんなの差別だわ!」
夫「ペン習字以外の資格は無いの?」
妻「ない」
夫「・・・とにかく、ダメなもんはダメ」
妻「え~、だってそれじゃぁ資格の欄が空欄になっちゃうじゃないの・・・」
夫「空欄でも仕方ないだろう?」
妻「それはダメよ。高校の時の先生が『空欄はダメだぞ。何か書いとけ』って」
夫「君、そりゃテストだろ」
妻「(´・ω・`)」
夫「ほら、自動車学校行かないからこんな事に・・・」
妻「(´;ω;`)」
※あくまでもフィクションです。
PS:よ~く考えよう~♪資格は大事だよ~♪
ある夫婦の会話(2) [ある夫婦の会話]
※これはあくまでもフィクションです。
妻「はぁ・・・」
夫「どうしたの?」
妻「ハローワークインターネットサービスで求人を見ていたのだけれど・・・」
夫「ふむふむ」
妻「エクセリ(架空の表計算ソフト)、ワーモ(架空のワープロソフト)のできる方って
いうのばかりなのよ・・・」
夫「あぁ、今やそれがビジネスの常識だからね」
妻「はっ?エクセリ、ワーモが?ビジネスの常識?
あんな不安定で不具合だらけの欠陥ソフトが?
趣味で使うならまだしも、ビジネスで使うなんて気がしれないわ!
ビロ・ゲイツ(架空の億万長者)の思うツボじゃないの。
そうやって皆が彼の奴隷に成り下がったから、おかげで彼は世界一の大金持ちよ!
私は彼の奴隷になんてならないわっ!!!」
夫「君・・・それ・・・面接官に向かって言えるの?」
妻「(´・ω・`)」
夫「(面接官のつもり)『え~っと、今回の採用ではエクセリ、ワーモのできる方を
優先して検討したいと思っておりまして・・・エクセリ、ワーモはできますか?』」
妻「『できません』」
夫「不採用」
妻「(´;ω;`)」
※あくまでもフィクションです。
PS:真面目に仕事さがします・・・
ある夫婦の会話 [ある夫婦の会話]
※これはあくまでもフィクションです。
夫「ところで、君、自動車学校行く件どうなったの?」
妻「え?」
夫「君、会社を辞めたら自動車学校行くって言ってたじゃないか」
妻「ええ」
夫「僕が『自動車学校に申し込まないの?』と聞いたら、
『今は学生が春休みだから混んでるわよ』って、
夏に同じ事を聞いたら『今は夏休みだから・・・』って、
何だか嫌な予感がするんだが、もうすぐ・・・」
妻「冬休みね・・・」
夫「・・・君、本当は自動車学校行く気がないんじゃ・・・」
妻「ちょっと待って!私気付いたの!やはり車は排ガスも出すし、環境に悪いわ。
その点、自転車は素晴らしいわよ。後ろにカゴも付けたし、トイレットペーパー
12ロールだってホイホイ入っちゃうのよ。環境にも良いし、健康にも良いし、
ガソリン代だってかからないからお財布にも優しいわ!自転車サイコーっ!!!」
夫「いや、いいんだよ。僕は君が車の免許を持ってなくても平気だからさ。
しかしね、君は『取るんだったらAT限定だから、AT車買わなくちゃ』とか言って、
僕が『免許取ってから考えれば?』というのも聞かずに、僕のマニュアル車を売って
AT車に買い換えたよね」
妻「・・・・」
夫「そこまでしておきながら自動車学校に通わないってのも・・・」
妻「酷い話しね・・・」
夫「そう思うだろう?」
妻「(´・ω・`)」
夫「君、ひょっとして、車を買った時点で気が済んだんじゃ・・・」
妻「(´;ω;`)」
夫「やっぱり・・・」
※あくまでもフィクションです。
PS:夫よ、スマン・・・。