巫(ふ)
世の中には理屈では必要性を見いだせないものがある。
「なぜこれが必要なの?」と問われても、だれも答えることができないもの。
なんだか知らないけど必要なんだよ・・・、としか答えられないもの。
小さいころ。
滅多に泣かない少女だった。
そして、毎年、毎年、決意していた。
「今年こそは泣かないぞ!!」
アタシ分かってるから。
ウルトラマンの中は人間ですから。
それと同じですから。
中は人間ですから。
人間っていうか、オッサンですから。
しかも、町内のオッサンですから。
分かってるから。
支度するところから見てますから。
「ほら、人間じゃん」
人間なんだよ。
アカメン、アオメン、と呼ばれる鬼の面。
赤と青。
赤い鬼と青い鬼が舞うんです。
中は人間、中は人間。
今年こそは泣かない。
太鼓と笛の音。
心臓に響く。
そして、ある瞬間。
「うわーーーん!!」
また泣いてしまった・・・。
負けた・・・。
敗北。
ほんとうに、自分でも不思議で不思議で。
分かってるのに。
とてもくやしい。
どんな現代風音楽を聴いても、神楽の太鼓と笛の音以上に心臓を揺さぶられる音は無い。
いてもたってもいられなくなる。
始まりの、太鼓の「ドドン!」の音でもうだめ。
自分の中にいる別の何かがソワソワする。
こういうのが、ソウルミュージックなのかもしれないね。
その民族に伝わる音。
神楽は良い。
ほんと。
私のいとこなんか、「将来、何になりたい?」って聞かれたとき、
「神楽舞(かぐらまい)」になる!!」って答えてた。
私は別に神楽舞になりたい、とは思わなかったなぁ。
このいとこの披露宴のとき。
皆に酒を飲まされてベロベロになっていたのに。
太鼓と笛の音を聞いた途端、舞い始めた。
新郎なのに。
しかも、余興で他の人が舞う予定なのに。
舞い終わると、その場に倒れてしまった。
次は、新郎のお父さんが舞い始めた。
もうね、止まらないんですよ。
ソウルミュージックですからね。
魂が揺さぶられて。
皆が、次々に舞うからエンドレス。
神楽、大好き。
もう、随分、長いこと見てないけど。
いとこの披露宴が最後だったなぁ。
目に見えないものの証明は難しい。
見えないし、計測も不可能。
でも、いるんだろうなぁ。
神楽は人間だけで楽しんでいるのではない。
何かが、一緒に楽しんでいるのだ。
こういう体験は小さいころにしておいた方が良い。
大人になると、頭で考えるから。
きっと、観光がてら、神楽を見ても「ふーーーーん。退屈」ってなると思う。
感性が柔らかい人は「うわー!!」ってなるかもしれないけど。
そういう人は珍しいと思う。
どんな民族も、原始的な民族であったころ、神楽(のようなもの)を楽しんだと思う。
自分も楽しくて、自分に付随する存在も、それを楽しむ。
一緒に楽しむ感覚。
目に見えないものの存在を感じられる遊び。
そういうの大切だと思うなぁ。
「なぜこれが必要なの?」と問われても、だれも答えることができないもの。
なんだか知らないけど必要なんだよ・・・、としか答えられないもの。
小さいころ。
滅多に泣かない少女だった。
そして、毎年、毎年、決意していた。
「今年こそは泣かないぞ!!」
アタシ分かってるから。
ウルトラマンの中は人間ですから。
それと同じですから。
中は人間ですから。
人間っていうか、オッサンですから。
しかも、町内のオッサンですから。
分かってるから。
支度するところから見てますから。
「ほら、人間じゃん」
人間なんだよ。
アカメン、アオメン、と呼ばれる鬼の面。
赤と青。
赤い鬼と青い鬼が舞うんです。
中は人間、中は人間。
今年こそは泣かない。
太鼓と笛の音。
心臓に響く。
そして、ある瞬間。
「うわーーーん!!」
また泣いてしまった・・・。
負けた・・・。
敗北。
ほんとうに、自分でも不思議で不思議で。
分かってるのに。
とてもくやしい。
どんな現代風音楽を聴いても、神楽の太鼓と笛の音以上に心臓を揺さぶられる音は無い。
いてもたってもいられなくなる。
始まりの、太鼓の「ドドン!」の音でもうだめ。
自分の中にいる別の何かがソワソワする。
こういうのが、ソウルミュージックなのかもしれないね。
その民族に伝わる音。
神楽は良い。
ほんと。
私のいとこなんか、「将来、何になりたい?」って聞かれたとき、
「神楽舞(かぐらまい)」になる!!」って答えてた。
私は別に神楽舞になりたい、とは思わなかったなぁ。
このいとこの披露宴のとき。
皆に酒を飲まされてベロベロになっていたのに。
太鼓と笛の音を聞いた途端、舞い始めた。
新郎なのに。
しかも、余興で他の人が舞う予定なのに。
舞い終わると、その場に倒れてしまった。
次は、新郎のお父さんが舞い始めた。
もうね、止まらないんですよ。
ソウルミュージックですからね。
魂が揺さぶられて。
皆が、次々に舞うからエンドレス。
神楽、大好き。
もう、随分、長いこと見てないけど。
いとこの披露宴が最後だったなぁ。
目に見えないものの証明は難しい。
見えないし、計測も不可能。
でも、いるんだろうなぁ。
神楽は人間だけで楽しんでいるのではない。
何かが、一緒に楽しんでいるのだ。
こういう体験は小さいころにしておいた方が良い。
大人になると、頭で考えるから。
きっと、観光がてら、神楽を見ても「ふーーーーん。退屈」ってなると思う。
感性が柔らかい人は「うわー!!」ってなるかもしれないけど。
そういう人は珍しいと思う。
どんな民族も、原始的な民族であったころ、神楽(のようなもの)を楽しんだと思う。
自分も楽しくて、自分に付随する存在も、それを楽しむ。
一緒に楽しむ感覚。
目に見えないものの存在を感じられる遊び。
そういうの大切だと思うなぁ。
2013-04-06 11:03
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多神教、自然信仰、そんな漠然とした信仰心が
ちょうどいい緩さで宗教的な物と付き合える心を
育てたんだなぁ、、とおもうと、
日本人、いいよね、ってなりますよね。
漠然としてても毅然としてると言うか。。
一神教は、基本的には、なんか受け入れられない土壌って、
すごく良い事のような気がします。
by アキオ (2013-04-07 22:47)
>アキオさんへ
先進国では唯一の多神教国家かもしれないですね、日本って。
でも、今は、ちょっと危ないかもしれないですね。
神社も金儲けにはしってますから。
神様はお金は欲しくないんですよ。
一緒に踊ったりして遊ぶのが好きなんですよ。
そういう感性が人間になくなっちゃった。
初穂料5000円に疑問を持たない。
そんなの神様が欲しがるわけないのに。
お金もらわないと存続できない神社ならやめてしまえばいいのに。
だって、そこにはもう神様はいないんだし。
神主の学校にいって、祝詞を覚えて、それが職業になっちゃってる。
しかも、すごい金持ちなんですよね、神主。
ありえない。
公認会計士が会計みてますからね。
儲かってますから。
神主がいないけど、地元の人達が掃除したり、補修してるとこは、神様いますよ。
そういうのも分からなくなってるほど、日本人は鈍くなってます。
神社もね、格式で行きますから。
大きな神社が人気ですから。
そこは金儲けやっちゅーの。
鈍いなぁ、ほんと。
by parana (2013-04-13 22:14)
神様、、敬う心、に宿る。。
ですかね。。
たしかに、イベントごとでの神事、、
そう言うのにしか、なかなか触れませんしね、
生活のなかには、感じる機会が減りつつあり、、
なのかな。
人ごとではなく、ですけど。
by アキオ (2013-04-14 20:58)
>アキオさんへ
お。またコメントありがとうございます(^^)
嬉しいな♪
うつ病とか、本当に増えましたよね。
うつ病の人は不自由のない生活をしている人が多くいます。
お金もあって、仕事もあって、友達もいて、、、。
それでも満たされないんですよね。
どこか空しい。
原因不明。
ひょっとして、心の中の神様が不在なのかもしれないですね。
by parana (2013-04-19 22:39)