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究極進化

ちょっと前に、ほぉぉぉ!ってなったこと。

「民」という字のなりたち。

この字、象形文字だと、目に針を刺している様子らしいです。

民という字は、目を針でついて見えなくさせた奴隷の意味だそうです。

ほおおおおお!!!

すごいですね。

奥が深くてびっくりします。

実際にそんな事をしたのか?と疑問ですが、恐らくしたんでしょうね。

始皇帝を暗殺しようとした高漸離(こうぜんり)という人のお話などがそうですね。

高漸離という人はとても楽器が上手で、でも、始皇帝にとっては安心できる人物ではなかった。

で、始皇帝は、高漸離の目をつぶして、彼の楽器を楽しんだわけです。

しかし、ある日、高漸離は楽器に鉛を仕込んで、始皇帝を殴り殺そうとしたんです。

未遂に終わりましたけどね。


このように、安心できない人を奴隷にする場合、目をつぶす、というのはあったでしょうね。

で、これが「民」という字の成り立ちです。


現代では、これは「目」ではなく「脳」ですね。

なるべく、脳を使わせないようにするんです。

どういう事かと言いますと、洗脳とか、マインドコントロールです。

薬物や、苦痛や、恐怖を与えて、自分でモノを考えるのを止めさせることで、自在に操るのです。


宗教は、「地獄に堕ちる」という恐怖を与えて信者をコントロールしますね。

冷静に考えれば、地獄なんてないんです。

そんなもの存在しないんです。

でも、それを「ある」と言って、恐怖を与える。

そして、天国だとか、極楽浄土だとか、そういうアメで釣るわけです。

それも存在しないんです。

そして、信者のお金を巻き上げるのです。

おかしいでしょ?

仮に天国が存在したとしても、「お金」とは関係ないし。

どうして、お金を欲しがるの?

天国とか、極楽浄土は貨幣経済なの?

んなわけないじゃん。


ケーブルテレビを見ていたら、ざぶとん職人の職人技をやっていたんです。

すごいですよ、ざぶとん職人。

一見して、これは無理でしょう、という量の綿を布の中に詰めちゃうんです。

金糸、銀糸で彩られた布の中に。

すごくフカフカでゴージャスなざぶとんの出来上がりです。

あらやだ、綺麗。

でね、このざぶとん、誰が座るかってーと、坊主なんですよ。

坊主です。

フカフカでゴージャスに、坊主。

変でしょ?

ブッダがフカフカゴージャスに座りましたか?

座ってないですよね。

蓮の中には座ったかもしれないけど。

だからね、疑問に思って欲しいんです。

あれ?おかしいな?と。

座布団職人は良いんです。

坊主に気づいて欲しいんです。

ソレに座ることに恥じて欲しいんです。

「檀家さんの有難い気持ちにこたえて座る」とか、嘘だもん。

坊主ですら、「民」という字です。

盲目です。

ブッダのことを思い出してあげてください。

ブッダが現代にいたとして、ゴージャスな座布団に座ると思う?

ブッダが現代にいたら、腰抜かして驚くよ。

「戒名?なんですかそれ?え?お金とるの?ランクがある?100万円?極楽ではその名前で呼ばれる?」

はぁぁぁ????

ブッダも激おこプンプン丸です。

これも、もうずっと続いてる。


もっと考えよう。


生まれ、生まれ、生まれ、生まれて生の始めに暗く、

死に、死に、死に、死んで、死の終わりに冥(くら)し。

空海さんの詩ですね。

これ、ほんと、素敵。

一歩、一歩、踏みしめながら、

「生まれ」

「生まれ」

「生まれ」

「生まれて」

「生の始めに暗く」


「死に」

「死に」

「死に」

「死んで」

「死の終わりに冥し」


どんな意味でしょ?

これは、この句の前があるんです。


三界の狂人、狂せることを知らず
   
四生の盲者、盲なることを識らず

狂人も、盲者も、「民」という字と同じ意味ですね。

ソクラテスが「無知の知」と説きましたが、それと同じです。

無知だという事が分かっているだけでも「知」ですよ、と。

普通はね、それすら分からないんです。


生まれても、生まれても、何度生まれたって、わかりゃしない。

死んでも、死んでも、何度死んだってわからない。

自分が狂っていることすらわからない。

自分の目が見えないこともわからない。

なにもわかっちゃいない、ということすら、わからない。


だからね、考えるんです。

わからないけど、考えるんです。


うちの猫はいつも考えています。

今も、沈思黙考しています。

しゃべらないし、だれにも尋ねない。

いつも静か。

人間の究極進化は猫になることだと思う。

今、滅多に鳴かないうちの猫が、ちっちゃく、「にゃー」って言った。

きっと、「YES」という意味だろう。

ニャンコ先生はほんとスゴイ。

にゃんぱらり。
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GEN11

宗教を売り物にしてるんですよね。
それ買う人ってもうその時点で信心じゃないと思います。
宗教に携わるなら、信仰に対価を求めず、お金とはきちんと分けた上で、暮らしていくための生活資金を提供して下さい、とお願いするのがスジでしょうに。
それを受け入れるのが本来の檀家で、信者とは別のものだと思うんですけど。

by GEN11 (2014-03-23 06:44) 

parana

>GEN11さんへ

宗教が売り物になってしまった、というのは本当に当たっていると思います。
需要と供給が合致していると言われればそれまでですが、
本来、そんなものではなかったはずです。
ある日、とても賢い人が気付いちゃったんです。
これは儲かるビジネスモデルだな、と。
儲かるビジネスモデルを潰されないように、政治家を使ったりします。
本当に賢いです。
ダイアモンドという鉱物に価値があると見せかける人と同じくらい賢いです。
価値なんてないのに。
価値のないものを、価値あるものとしてビジネスにする。
ある意味、すごいなぁ、と感心します。

コメントありがとうございます。(^^)
by parana (2014-03-23 13:02) 

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