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消耗

いやはや、大騒ぎですね、小学校の件。

首相の奥様が公人か私人かで揉めてますなぁ。

あほらし。

小さい子に論語を教えるのは危ないってチラチラ書いてきましたが。

やはり、、、といった感じです。

論語そのものに問題はないんです。

要するに、それを利用する人達が問題なのです。

そして、暗誦。

脳って非常にデリケートなわけですが、幼児の脳はさらにデリケートなわけです。

難しい言葉を暗誦すると、親御さん達は喜びます。

「うちの子、天才かも」と思ってしまいます。

難関の小学校にも入れちゃうかも、とか。

しかし、何度でも言いますが、それは「反射」

ひざを小槌でコンってついたら、足がピクンってなる、アレです。

もちろん、子供だってアホじゃないから意味を理解する子もいます。

でも、自分から導き出した真理ではないんです。

「孔子様がこうおっしゃってるから、こうしましょうね」ってことです。

で?って話です。

「キリスト様がこうおっしゃってるから、こうしましょうね」

「アッラーがこうおっしゃってるから、こうしましょうね」

なんら変わりません。

自分の内面で物を考えることを封じ込めるんです。

なぜこんな事をするのか?

前にも書きましたが、「民」という字は、目を針でつぶした奴隷が元になっています。

つまり、何も考えるな、こちらからの命令だけを遂行せよ、という事です。

これはね、本当に、親にとって楽チンですよ。

「よく言う事をきくお利口さん」になるわけです。

しかし、脳を見てみましょう。

デリケートな幼児の脳が、自分で考えることをリジェクトし始めるのです。

早い時期に脳がサボり始めるのです。

楽なんですね、これ。

自分で考えないって楽なんです。

脳にとっての麻薬です。

だから、危ないって書いてるわけです。

為政者にとってこんなに嬉しいことはないですからね。

子供にとって大事なことは自然観察です。

小さな虫を何時間でも観察できる脳を持っています。

それがその時期に一番必要な脳の刺激です。

葉っぱ、虫、風、光、匂い

こういう刺激がなによりの好物であり、何かを一方的に暗誦することは脳細胞が死滅することと同じです。

これが分からないのか、分かっていてやっているのか。

受験のための勉強も同じです。

暗記モノがやたらと多い。

そんなもの、全く意味のないことです。

脳が消耗するだけ。

脳はいろんなものを創造できる。

可能性は無限大です。

論語を暗誦している子供をみて喜ぶ親は、そもそも脳がオカシイ。

「気持ち悪い・・・」と思う脳が正常。

本当に、孔子さんそのものは素晴らしいのだけどなぁ。

一生をかけて掴んだ孔子さんなりの真理なのですよ。

一生をかけて掴んだんですよ?

命がけですよ?

それを暗誦って。

孔子さんに対して無礼です。

自分なりの真理を、自分の一生をつかって、命がけで得なさい。

それが孔子さんの願いです。

天国の孔子さんが暗誦している子供をみて喜ぶわけがない。

ま、為政者にとっちゃ、「民」が一番嬉しいわけですけどね。

にんとも、かんとも、にんにん。
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